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競馬の勝ち方を解説!初心者が回収率を上げるため具体的な買い方

競馬で「勝つ」ことは、単なる運や勘ではなく、データと戦略の積み重ねです。初心者がまず目指すべきは「的中率」ではなく「回収率を上げる」こと。

いくら当たっても、トータルでマイナスでは意味がありません。本記事では、競馬初心者が安定して勝ちに近づくための考え方や、実際に回収率を高める具体的な馬券の買い方を詳しく解説します。

人気馬を盲信せず、データを基に「買うべきレース」「買わないレース」を見極める。さらに、資金配分やメンタル管理まで体系的に学べる内容です。

結論から言うと、必ず勝てる方法は存在しません。しかし、ギャンブル感覚から一歩抜け出し、長期的に勝ちを狙うための“競馬の本質”を掴みましょう。

目次

競馬で勝つためにはレース選びが回収率に影響する

「買うレース」と「買わないレース」の線引き

競馬で利益を出すには、むやみに全レースに手を出さず「勝負するレース」を厳選することが重要です。競馬は一度賭けるごとに約20〜25%のテラ銭(控除額)を取られる仕組みですから、無計画に全レース購入し続ければ統計的には最終的な回収率は約75〜80%に収束します。

実際、単勝馬券を毎回ランダムに買い続けると回収率は約80%に近づくことがデータから分かっています。

したがって、勝つためには「このレースは勝負に値するか?」を見極め、価値の低いレースは思い切って見送る必要があります。レース選びの時点で勝負は始まっており、どのレースに賭けるか賭けないかの選別が回収率を大きく左右するのです。

避けるべき「荒れるレース」の条件

具体的に、どんなレースを「買わないレース」、つまり見送るべきか。ポイントは「荒れる(波乱の起きやすい)レース」に該当するかどうかです。荒れるレースとは人気薄の馬が激走して高配当になるような予測困難なレースのこと。初心者〜中級者が避けるべき典型的な荒れやすいレースの条件には、以下のようなカテゴリーが挙げられます。

新馬戦・2歳戦・春の3歳限定戦 若い馬のレースは前走成績や血統などのデータが極端に少なく、実力差の判断が困難です。特にデビュー直後の新馬戦は情報不足で予想が難しく、初心者には不向きと言えます。

牝馬限定戦(メス馬だけのレース) 統計的に牝馬限定戦は配当が高く荒れる傾向があります。実際、過去データでも牝馬限定戦の平均馬連配当は一般戦より高い結果が出ており、明らかに波乱度が増します。理由として、牝馬は気性が繊細でコンディションによって実力を100%発揮できないことが多く、人気馬でも凡走しやすいからです。

ハンデ戦(ハンデキャップ競走) 実力差を埋めるため強い馬に重量を背負わせるレースで、文字通り弱い馬にも勝機を与える目的で設定されています。その性質上、実力下位の穴馬が馬券に絡みやすく荒れる可能性が高いため、初心者には避けた方が無難です。

ローカル開催のレース(主要4場以外の競馬場) 中央主要競馬場(東京・中山・阪神・京都)に比べ、ローカル6場(中京・新潟・福島・札幌・函館・小倉)のレースは統計上明らかに荒れやすいことが示されています。これはローカル場のコース形態や馬場状態に起因し、直線が短く紛れ(不確定要素)が生じやすいことなどが一因です。

短距離戦(おおむね1200m前後) スプリント戦は展開の影響が大きく、わずかな不利や位置取りで着順が入れ替わりやすいため波乱が多いと言われます。実際、短距離戦では極端な組み合わせで決着するケースも珍しくなく、三連系馬券が大荒れになる傾向が統計で示されています。

最終レース(12R) 一日の最後のレースも荒れることが多いとされています。これは「メインレースで負けた分を取り返したい」という人間心理から無謀な大勝負が集まりやすいことや、騎手の疲労、馬場の荒れなど複合的な要因が指摘されています。

障害戦(障害競走) これは「荒れる」というより特殊ケースですが、コースやルールが平地競走と大きく異なるため専門知識が必要です。また落馬による競走中止が発生しやすく、どんなに有力馬でも落馬した瞬間に馬券は不的中となるリスクがあります。

狙うべき「勝ちやすいレース」の条件

以上のような「荒れやすいレース」を機械的に除外していくと、必然的に残るのは「自分が予想しやすいレース」「勝ちやすいレース」です。たとえば初心者であれば以下のようなレースが狙い目です。

午後の特別競走(9〜11レース) 午前中の平場戦は未勝利戦など若駒中心で荒れ要素を多く含むため避け、比較的実力伯仲でデータも豊富な9〜11Rの特別競走を主戦場にするのがおすすめです。レースレベルが上がるため、極端な大波乱になりにくく、予想もしやすい傾向があります。

別定戦・定量戦 ハンデ戦を除外すれば、出走各馬がほぼ実績通りの力量比較で戦う別定戦や定量戦が残ります。これらは実力差が予想に反映されやすく公平なので、波乱要素が減り狙いやすくなります。

中央主要競馬場のレース 東京・中山・阪神・京都といった主要場の競馬は、コース形状もオーソドックスで実力通り決着しやすいとされています。ローカルより平均配当も低め=波乱が少ない傾向があり、堅実な勝負に向きます。

中距離戦(1600m〜2100m前後) 極端な短距離・長距離よりも中距離戦の方が実力差・適性差が出やすく、展開の影響も相対的に穏やかです。特に芝のマイル〜中距離、ダート戦は「強い馬が順当に強い競馬をしやすい」傾向があり、予想が比較的当てやすいと言われます。

以上の基準で「買うレース/買わないレース」の取捨選択を徹底すれば、「今日は勝負に値するレースが無いから馬券は買わない」という判断も容易になります。勝っている人ほど勝負どころを厳選し、自信のないレースでは無理に賭けず見送る勇気を持っています。


競馬で勝つためには感情で馬券を買わないこと

感情に左右されず機械的に賭け続ける重要性

回収率を向上させるにはメンタルコントロールも不可欠です。感情に流された賭け方では長期的にプラス収支を維持するのは困難です。勝ち組の人々は常に冷静で、連敗しても焦らず淡々と自分の予想と結果データの検証を続ける傾向があります。

競馬における「期待値」とは「その馬券を買い続けたときに理論上見込めるリターン倍率」を意味し、期待値が1(100%)を超える馬券は長期的に見ればプラスになる可能性が高いことを示します。

問題は、期待値がプラスだからといって短期的に必ず勝てるわけではない点です。期待値はあくまで理論上の平均値なので、運の偏りによって短期的には連敗も連勝も起こりえます。したがって期待値を武器に回収率を上げるには、「十分な試行回数」でブレを慣らす必要があるのです。

以上を踏まえると、感情に左右されず自分の決めたロジックに沿って賭け続けることがいかに重要かわかります。たとえ一時的に負けが続いてもブレずに継続することが肝心です。プロや上級者ほど「負ける局面でも感情を乱さず継続できる仕組み」を持っており、「負けを織り込んでおく」ことの大切さを知っています。

心理的バイアスを排除する

人間には様々な認知バイアスがあり、競馬においてもしばしば罠になります。例えば「バンドワゴン効果」といって、多くの人が支持している人気馬を自分もつい買ってしまう傾向があります。しかし人気=勝率ではありません。単勝1番人気馬だけを買い続けても回収率は約75%に留まるというデータがあり、「みんなが買う馬券」はオッズが下がりすぎて妙味を失っていることを意味します。

また、負けが込んだときに冷静さを欠いて資金を倍々に張り上げ「一発で取り返そう」とするのも危険です。これは典型的なギャンブラーの誤謬で、破滅するパターンに他なりません。人間の感情に基づく安易な必勝法は机上の空論であり、冷静な数字分析と一貫した戦略運用には到底かないません。

結論として、「期待値などの数値に従って機械的に賭ける姿勢」こそが勝利への近道です。勝っている人たちは「競馬を単なる運任せのギャンブルではなく、データに基づいた投資・戦略ゲームだ」と考えています。


競馬で勝つための回収率を上げる具体的な馬券の買い方

1. オッズ分布分析による「荒れるレース」の見極め

競馬でプラス収支を目指すには「荒れるレース」を見極めて、そこで勝負することが一つの鍵になります。レース直前のオッズを眺めてみて「上位人気馬のオッズ差が大きいか小さいか」を確認します。例えば1番人気が圧倒的に低オッズで2番人気以降を大きく引き離しているようなレースは「順当決着」になる可能性が高いです。一方、上位人気のオッズが拮抗していたり全体に高めの場合は「波乱含み」のレースと判断できます。

実際のデータでも、1〜2番人気がどちらも3着以内に来なかったレースは全体の約27%発生し、その場合の馬連平均配当は15,200円にも跳ね上がっています。つまり四分の一強のレースで大波乱が起きており、そういうレースを狙い撃てれば高配当によってトータル回収率を押し上げるチャンスがあるわけです。基本は上位人気馬に不安要素があるかをチェックすることです。

オッズ分析によって「勝負すべきレースか否か」を判断できれば、無駄な賭けを省いて効率的に資金を投入できます。さらに応用として、オッズの歪みに着目した価値投資(バリューベッティング)も有効です。中間の中穴クラスで、本来もっと評価されるべき実力馬が相対的に人気薄になっていないかを探すのです。

2. 券種選定と賭け方の工夫

どんな種類の馬券(券種)を選び、何点買うかも回収率に直結します。ポイントは「的中率」と「配当」のバランスを考え、無駄な点数を買いすぎないことです。

一般的に初心者におすすめなのは単勝か複勝を1点買いする方法です。理由はシンプルで、予想の難易度が低く、無駄な賭け金も増えにくいからです。特に「1頭だけ圧倒的に強い馬がいるレース」、「少頭数で波乱要素が少ないレース」では単勝・複勝1点勝負が有効です。

有力候補が2頭以上いて単勝では絞りにくい場合や、中級者には、ワイドの3頭ボックスがおすすめです。3頭を選んでそのうち2頭が3着以内に入れば的中となる馬券を計3点買う方法で、的中さえすれば大抵の場合トリガミ(配当が購入額を下回ること)にならないという利点があります。

さらに予想精度が上がってきたら、三連複・三連単といった高配当馬券にも挑戦できます。ただしここで重要なのが「買い目の点数を絞る工夫」です。闇雲に多点買いすると的中率は上がりますが、回収率は悪化します。三連系を買う場合は、自信のある軸馬を1頭(または2頭)決めてそれを中心に流す「フォーメーション」や「流し」を使い、点数を抑えるのがコツになります。

3. 過去データ活用とPDCAによる戦略の磨き上げ

「回収率を上げる」ためには、自分の予想と馬券購入の振り返りと改善も不可欠です。購入した馬券の的中率・回収率・期待値などをすべて数値で記録し、後から検証する習慣をつけることです。自分の強み弱みが客観的に見えてきます。勝っている人はまさに「感覚ではなく数字で買い方を改善」するスタイルを徹底しています。

また、競馬全体の過去データから勝てるパターンを探すことも有効です。データ分析により特定の条件下で劇的に高い回収率を叩き出す手法が見つかる場合があります。インターネットや専門誌では過去の膨大なレース結果データが公開されていますし、JRAのデータベースや競馬ソフトを利用すれば自分で検証することも可能です。

過去データの活用はレース選びにも応用できます。競馬場によって平均配-当がかなり違いますので、その特性を知っておくことで「どの開催で勝負すべきか」を判断できます。データを知れば「このレースは攻める価値あり」「ここは手堅くいこう」といった判断に説得力が増します。

最後に、データ活用で忘れてはならないのが資金管理です。期待値がプラスの買い目でも、資金配分を誤れば破産するリスクがあります。勝っている人は「賭け金の配分も綿密に設計し、絶対に感情的なベットはしない」といいます。一定の資金内で1レースあたりの投資上限を決めるなどルールを定めてブレないようにしています。

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